よこすかマンション管理組合ネットワーク設立趣旨書

マンションは、全国で４００万戸に達する勢いがあり、今や都市郡の典型的な住居形態になりつつあります。神奈川県でのストックは推定約６０万戸、横須賀 市内で約２万３千戸に及びます。２１世紀の初め、将来に向かっての社会資本の蓄積や居住水準向上のため、これら、マンションのストックを良好に維持、管理 することが、極めて重要であります。このような現状に対し、平成１３年８月「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が施行され、国を始め地方自治 体のなかにも、マンションの管理に対する様々な施策が展開されようとしています。

横須賀市では昨年より、マンション管理の支援体制づくりを手掛けており、このマンション管理を住宅政策の柱の一つにしようとしてい ます。これら行政による一連のマンション管理施策は、対象とするマンションが、いずれも簡単に建替えられないこと、都市を構成する社会資本の一つであるこ と、個々のマンション が良好に管理されるための情報提供などが必要だからです。横須賀市は特にマンションが一般化している地域であるにもかかわらず、これまで管理組合の広域地 域に根差したネットワークが確立されていませんでした。一方、県や市が支援する管理セミナーや相談会には、多数の熱心な管理組合役員の参加が見られ、マン ション管理に対する認識は高い水準にあると言えましょう。しかし、多くの既存マンションでは、これからの居住者とマンション自体の高齢化を前に、さらに、 進んだ管理の指標を必要としています。

このような時期に、私どもはマンション居住と管理の面から、横須賀市の住宅政策等計画に様々な支援施策の対象となるマン ション側の自主的な受け皿と管理 組合間の情報交換の場をつくるべく、横須賀市内のマンション居住市民とマンション管理組合に対し広域地域ネットワークである団体として、特定非営利活動促 進法による「特定非営利活動法人よこすかマンション管理組合ネットワーク」の設立を行い、もってまちづくりなど諸活動を展開し社会へ貢献していくことを目 指して参ります。

平成１４年１１月２３日
法人の名称　　(特定非営利活動法人)
よこすかマンション管理組合ネットワーク
設立代表者　　　　　髙尾　勝彦